こんにちは!
2022年3月27日深夜1時よりサマータイムを迎えたアイルランドでは、日の出が6:45。日没が20:10。と日照時間が長くなってきました。最近は、天気の良い日も多く気持ちがいいです♪
お待たせしました!それでは本日は、『アイルランド生活』で驚いたこと。について紹介していきます!
アイルランド生活で驚いたこと(住宅編)
今日まで1年半ほど在アイルランド生活を続けておりますが、私にとっては初めての海外生活。特に最初は、驚きの連続でした。
『日本での準備期間中やこちらに来た早いうちに知っておきたかったなぁ』
こんなことを何回思ったことか。これからアイルランドに留学する方、旅行や出張で訪れる予定のある方にとっては、『知っていて損はない!』情報もあると思います。
以下、完全な主観ではございますが『日本』⇄『アイルランド』のギャップです!!
建物の階数の数え方が日本とは異なる
- 日本の1階 = Ground Floor (0階)
- 日本の2階 = 1st Floor (1階)
- 日本の3階 = 2nd Floor (2階)
上記のようにアイルランドでは、欧州で一般的なイギリス式の数え方をします。なので、住む家を決めるときや建物を訪れる時は『アイルランドの階数+1階が日本でいう階数』と考えるようにしています。
賃貸住宅の多くは、備え付けの家具が完備されている
どうやら賃貸住宅に備え付け家具があるのは、アイルランドでは一般的なようです。個人的にこれはありがたい!!
現在、私の住んでいる賃貸住宅ではベッド・ベッドサイドテーブル・ソファ・ダイニングテーブル・ダイニングチェア・リビングテーブル・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・食洗機・電気ヒーター・各部屋の照明・新品食器類・鍋などが備え付けてありました。反対に備え付けでなかったものは、TV・TV台・靴棚などです。
もちろん賃貸住宅によっては、備え付け家具の充実度は異なると思いますので、内覧の際にはその点もチェックすると良いかもしれません。
洗濯機がキッチンエリアにある!?
上記のラフスケッチで、キッチンスペースに赤丸がありますが、それが洗濯機です。シンク横の食器を乾かすスペースのちょうど真下に当たる箇所に埋め込まれています。
スペースを上手く活用していること、埃を被りにくいこと、埋め込め部分の扉を閉められるので騒音が響きにくいことなどのメリットがあると思います。反対に、洗濯機自体のメンテナンスを行いずらいというデメリットもあります。
日本で多くの家庭は、脱衣所やその付近に設置してあることが多いのではないでしょうか?なので、初めてアイルランドで初めて使う時は、かなり驚きました。
シャワーのお湯は有限である
当たり前のような、当たり前でないような?
近年、日本のシャワーの多くは、レバーをひねると無限に温かいお湯が出てくると思います。私から言えることは、『無限のシャワーは日本の宝』です。
こちらのシャワーのお湯は、どんなに調子が良い時でも15分以上温かいお湯はでません…辛い。ひたすら辛いです。せっかくのバスタブがあっても、お湯を貯められる程、お湯が出ないのです…(比較的新しい住宅は、そんなことないかも知れません泣)
一般的な給湯の方法は、貯湯式と瞬間式の2つです。アイルランドのシャワーの多くは貯湯式。日本の多くは、瞬間式(勿論、貯湯式も使っています)。と認識していただいて問題ないと思います。
- 貯湯式【アイルランドで一般的】とは、タンクの水を加熱しお湯を沸かした後、貯めておいてたお湯を供給をする方法。主観ですが、アイルランドの一般的な賃貸住宅における貯水タンクは貯めておける容量がかなり少なく、先述したように15分お湯を出し続けると無くなってしまいます。日本で貯水式のタンクを利用する場合は、そこに住まう人間の人数に応じてきちんと設計されているイメージです。
- 瞬間式【日本で一般的】とは、水がパイプを通る一瞬で加熱しお湯を沸かす方法。一瞬でお湯ができるため連続的な供給が可能。
いかに日本の給湯システムが素晴らしいか分かります。自国の大事な文化の一つでもある"お風呂"がとても恋しいです。
余談ですが、我が家ではユニットバスの床が床暖房でとてもあたたかいです。一方で、アイルランドの電気代はべらぼうに高いので…(また別の記事でご紹介予定です)本当に寒い日以外は、床暖房をオフにしています。
ヒーターはあるが、クーラーがない
これも大変驚きました!アイルランドの首都であるダブリンは、北海道とほぼ同緯度にありますが、下記に示すように年間を通して寒すぎず暑すぎず、とても過ごしやすい気候です。
- 春(3月〜5月) 最低3.4℃ 最高14.8℃
- 夏(6月〜8月) 最低9.6℃ 最高19.5℃
- 秋(9月〜11月) 最低4.5℃ 最高17℃
- 冬(12月〜2月) 最低2.3℃ 最高8.3℃
ですが、2021年の夏。ほんの数日でしたが、最高気温が25℃近く上がる日があり、さすがにクーラーが欲しいと思いました。これも稀らしいので、今年の夏はここまで暑くなる日がないことを祈ります。
キッチンの火災報知器が敏感
我が家では、4つの電気式コンロがあります。ある日、一気に3つの鍋を使い調理していた時です。
『ジリジリジリジリ””””””””””””””””』!!
とけたたましい音量の火災報知器が作動しました。換気扇もつけていましたし、リビングの窓も開けていましたが、確かにキッチンは煙で充満していました。と言っても、これくらいの充満度で日本の火報は作動しないのに…と感じました。
そのサイレンは5分程鳴り続けたのちに、ピタッと何事もなかったかのように停止しました。我が家は、世帯数がとても多いアパートです。これまで週に1回程度聞こえていたサイレン音はこれだったのか…と納得しました。
火災報知器には、大きく2つの種類があり煙式と熱式です。
- 煙式は、煙を感知して警報を鳴らすため、火事の早期発見に適しています。居間、寝室、階段などに設置されます。
- 熱式は、熱を感知して警報を鳴らします。料理中の蒸気や煙で作動するといった、誤った警報をしないのでキッチンなどの調理場に設置されます。
上記に火災報知器の一般的な定義を記しましたが、我が家のキッチンにいるあの子”火災報知器”は恐らく、煙式でしょう。なのでより一層、換気には気をつけ、キッチン内に煙が滞留しないようにしなければなりません。
料理中の煙や蒸気に気を配るよりは、熱式の火災報知器に取り替えてくれないかなぁ…と思うこともありますが、煙を吸いすぎることは決していいことではありません!アイルランドの方式!?が安全側に働いてくれたと思って、感謝するようにしています。
特にこれからアイルランドに住まわれる予定のある方、住み始めて間もない方は、火災報知器の敏感度合はなかなか把握しずらいと思うので、料理中の換気扇はMAXにして窓を開けておくことをお勧めします。
網戸がないため虫が入り放題
日本住宅の窓の多くは、引き違い窓やハンドルを回して開け閉めするルーバー窓ですね。
ここアイルランドでは、ドレーキップ窓や縦滑り出し窓が一般的です。日本でもホテルの客室で見かけますね。
実は、この滑り出し窓やドレーキップ窓かなり優秀です!日本の引き違い窓に比べて気密性が高いことや防犯性が高いことが特徴です。窓の掃除がしやすいのもかなり大きなメリットです。
一方で、窓枠4周すべてに金物をまわすため価格が高くなってしまうようです。日本で一般的に流通しない理由は他にもあると思いますが、防犯性を気にせず連続的に換気し続けられるドレーキップ窓はかなり有能な窓だと思います!
本題の虫ですが…我が家のドレーキップ窓には網戸が付いていません。別途、外側から付ける方法もあるようですが残念ながらアイルランドで網戸は主流でないようです。比較的涼しい気候ですので、蚊はいませんが夏になるとハチや名前もわからない小さい虫が入り込んできます泣
以上が『アイルランド生活で驚いたこと』の住宅編です!いかがでしたでしょうか?『世界は広いようで狭い』と言いますが、あまりにも新鮮な日々の連続に『世界は狭いようで、やっぱり広い』と感じざるおえません。
まだまだ知らないことだらけの世界が非常に刺激的でとても勉強になります!
また、後日『アイルランド生活で驚いたこと』(住宅編)以外の部分にフォーカスを当てて紹介したいと思います!今回は建築的な話題が多めでしたが、次回はバラエティーに飛んだ内容もありますので是非楽しみにしていてください!
それでは、おやすみなさい!
コメント
フォロー感謝です。あるあるばかりで楽しく拝読いたしました。
・・・ずいぶん昔になりますが、個人的に驚いたのは風呂場の床がカーペットなことでしょうかね笑┏◑ ペコリン
無言フォロー失礼いたしました。そしてフォローバック・コメントありがとうございますm(._.)m アイルランド在住の方にも『あるある』と思っていただけて嬉しい限りです!
風呂場の床がカーペットとは、また珍しいチョイスですね(°▽°)何か意図があったのでしょうか?そんなことを考えてしまいます。面白い情報ありがとうございます!
ぜひ今後ともブログにお付き合いくださいませ♪