2020年12月にダブリンからベルファストへ弾丸!日帰り旅行をした記録です。是非、最後までお付き合い下さい!
皆さん!早速ですが、ベルファストと聞いて何を思い浮かべますか?恥ずかしながら、私は何も思い浮かびませんでした…どこにあるのか、何が有名なのか…。恐らく、恐らくですが、アイルランドやイギリスに訪れたことがある人以外は、ベルファストを知らない人が多いのではないでしょうか。
私は”タイタニック・ベルファスト博物館“目的でベルファストを訪れたのですが、素晴らしくステキな場所であることが分かりました!是非、多くの方に知っていただきたい!そう思います。
ベルファストとは
ベルファスト(Belfast)…イギリス。北アイルランドの首都。ダブリンから国境を超えて、北へ約170km、車で約2時間の場所に位置します。
[豆知識]イギリスの正式名称は『グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国』(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)4つの国から構成される連合国なのです。
- 国名:首都名
- イングランド:London(ロンドン)
- ウェールズ:Cardiff(カーディフ)
- スコットランド:Edinburgh(エディンバラ)
- 北アイルランド:Belfast(ベルファスト)
イギリスは、正式名称ではない上に、4つの国から構成国される連合国だったのですね。学校の授業で学んだのかも知れませんが、全く覚えておりませんでした。社会科の先生、ごめんなさい!!
ダブリンから陸路で行ける唯一の海外がイギリス”北アイルランド“なのです!かつアイルランドからの渡航者は、パスポートの提示も必要ありません。※私は念の為に、身分証としてパスポートを持参しておきました。▶︎詳しい渡航情報についてはこちらからご確認下さいhttps://www.citizensinformation.ie/en/government_in_ireland/ireland_and_the_uk/common_travel_area_between_ireland_and_the_uk.html
ベルファストまでの行き方
ベルファストまでは、車・電車・バスどれでも行けますが私は、今回バスで行くことにしました。ダブリン市内はDublin busという2階建バスが運行しておりますが、空港や地方へは以下のバス会社を利用します。代表的な4社です。
- Bus Eireann(https://www.buseireann.ie/)
- City Link(https://www.citylink.ie/)
- Air Coach(https://www.aircoach.ie/)
- Translink (https://www.translink.co.uk/)
2022年4月現在。ダブリン市内からベルファストまでは往復で約€20(¥2,700)程度です。最寄りのバス停や都合の良い時間次第で、選択するバス会社が変わるかと思います。
私が今回選んだバス会社は、Translinkです。出発地は、ダブリン中心部の『Busaras Central Bus Station』でした。名前の通り、バスステーションなのでトイレや自販機もあって旅の始まり地点として良きでした。クリスマスシーズンだったので、大きなツリーが飾ってありました。テンション上がります!
約2時間のバス移動は、個人的にはとても快適でした。各席にUSBポートが備え付けられており、iPhoneの充電を心配する必要がなかったのが良かったです!
一方で、トイレ休憩がないことと、バスの揺れが結構あるので、酔いやすい方は酔い止めを飲んでおくと安心です。
タイタニック・ベルファスト博物館(Titanic Belfast)
今回の目的は!タイタニック・ベルファスト博物館!!!
映画『タイタニック』はとても有名ですね。皆さんも一度は観たことがあるのではないでしょうか?レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの名演技に完全に引き込まれました!そんな、タイタニック号は今や世界一有名な船ですよね。
では、一体なぜタイタニック博物館がベルファストにあるのか?それはタイタニック号が“ベルファストで誕生した”からです。タイタニック号を建造した『ハーランド・アンド・ウルフ(H&W)』社の造船所跡地に建設されました。
- タイタニック号はなぜ有名なのか?
当時、世界最大の豪華客船とされていたタイタニック号。処女航海で悲劇の沈没事故を起こしてしまいましたが、豪華絢爛な客船や犠牲者の多さ、解明されていないミステリーなど様々な要因が相まって、今もなお語り継がれている悲しい事故です。
1909年〜1912年3月にかけて造船されたタイタニック号。完成同年の1912年4月10日にサウサンプトン港(イギリス)を出港し、ニューヨークへ向かいました。しかし、4月15日。氷山に接触してしまったことが原因となり、完全に沈没してしまうのです。処女航海が始まって、たった6日間。あまりにも短すぎるタイタニック号の生涯でした。
犠牲者数は乗員乗客合わせて1,513人。生還者数は710人でした。(※犠牲者数については、文献によってばらつきがありますので、ここではWikipediaを参考にしております。)これは20世紀最大の海難事故であったと言われています。
- タイタニック・ベルファスト博物館(Titanic Belfast)はどんな所?
タイタニック・ベルファスト博物館は、沈没事故から100年後の2012年にオープンしました。タイタニック号が建造された場所のそばにあり、構想から建造、処女航海、その後、現在に至るまでの歴史を紹介しています。所要時間は1〜2時間程度です。
- 所在地 1 Olympic Way, Queen’s Road, Belfast, Northern Ireland BT3 9EP
- チケット料金 1£=167円 (2022年4月)
- 大人 £21.50 (¥3,590)
- 家族 (大人2人&子供2人) £53.00 (¥8,851)
- 子供 (5歳〜15歳) £10.00 (¥1,670)
- 子供 (4歳以下) 無料
その他、営業日などの詳細情報については以下の公式HP(英語)からご確認いただけます。▶︎https://www.titanicbelfast.com/
この特徴的な外観。一度見たら忘れられません。まるで事故の要因となった氷山のような…タイタニック号を彷彿させるスタイリッシュな船首のような…。ギラギラと反射する外装材がとてもカッコ良いです。赤錆の”TITANIC”モニュメントも、鋼板材を多く用いていた歴史がある、この地に適した材料選定・錆加工で素晴らしいと思いました。
博物館をまわった感想をひと言で言うと、“歴史を肌で感じられる体験型博物館”。素晴らしい!!です。特に印象的だったのは、まさに沈没し始めた船内の肉声が残っていたことやタイタニック号、建造中の様子を乗り物に乗ってまわることができたことです。(まるでディズニーランドのアトラクションのようでした)
その他、生存者のその後を語ったブースやCGを使ったタイタニック号内部の再現、家具や食器類の展示。どれも見応えのあるものでした!!
この出来事が何故人々の心に残り続けるのか。その理由が少しだけ分かったような気がします。
以下、内部を撮影したものです。映画『タイタニック』のポスターもありました!
チケット代も決して安くはないので、これから訪れる予定のある方は、事前に映画『タイタニック』を鑑賞したり、歴史について調べてみると、より一層有意義な体験になるかと思います!
ベルファスト市役所(Belfast City Hall)
本題から逸れてしまいますが、クリスマスシーズンのベルファスト市役所(Belfast City Hall)がとても美しかったです。
その他、可愛い雑貨屋やお土産屋にも行きましたが、弾丸の日帰り旅行だったので本当にあっという間でした!
カラフルな飲み物が可愛いです!
終わりに
北アイルランドの首都、ベルファスト。その中でも、タイタニック・ベルファスト博物館にフォーカスを当ててご紹介しました!いかがでしたか?
行ってみたいな!懐かしいな!…。と少しでも興味を持っていただけていたのなら幸いです。
それでは、本日はこの辺で。おやすみなさい。
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